小論文とは?作文・感想文との違いと書き方を初心者向けに解説
「小論文と作文は何が違うの?」「感想文のように書いてはいけないの?」「自分の書き方で合っているか不安……」
小論文に初めて取り組むと、このような疑問を持つ方も多いでしょう。
小論文とは、設問やテーマに対して自分の意見を示し、その理由や根拠を筋道立てて説明する文章です。単に感想を書くのではなく、「なぜそう考えるのか」まで伝えることがポイントになります。
この記事では、小論文とは何か、作文・感想文との違い、小論文を書くときに意識したいポイント、よくある間違いを初心者向けにわかりやすく解説します。
小論文を書く前に知っておきたいこと
小論文では、「何を書くか」だけでなく、「なぜそう考えるのか」を説明することが重要です。まずは作文・感想文との違いを理解しましょう。
小論文とは?|意見と根拠を論理的に示す文章
小論文とは、与えられたテーマや設問について自分の意見を示し、その理由や根拠を筋道立てて説明する文章です。
単に「私はこう思いました」と感想を書くのではなく、「なぜそう考えるのか」「その考えにはどのような理由があるのか」を読み手に伝えることがポイントになります。
小論文の基本イメージ
自分の意見・主張 → 理由・根拠 → 具体例・説明 → まとめ
たとえば、「少子化対策についてあなたの考えを述べなさい」という設問があったとします。
「少子化は問題だと思います」とだけ書いても、自分の立場は分かりますが、なぜ問題だと考えるのかまでは伝わりません。
そこで、少子化によってどのような問題が生じると考えるのか、その理由は何か、どのような対策が必要なのかまで説明すると、主張の内容が伝わりやすくなります。
作文・感想文との違い
小論文、作文、感想文は、どれも文章を書くものですが、書く目的や中心となる内容には違いがあります。
- 作文:経験や出来事、考えなどを書き、経験や気持ちを分かりやすく表現します。
- 感想文:本を読んだことや体験について感じたことを書き、何を感じ、なぜそう感じたのかを伝えます。
- 小論文:設問やテーマについて自分の考えを述べ、意見と理由・根拠を筋道立てて説明します。
もちろん、作文や感想文でも自分の考えを書くことはあります。そのため、「作文には意見を書かない」「小論文には体験を書いてはいけない」と単純に分けることはできません。
大切なのは、その文章で何を伝えることが求められているのかを考えることです。
小論文で意識したいポイント
小論文を書くときは、次のポイントを意識すると文章を組み立てやすくなります。
- 設問が何を求めているのかを確認する
- 自分の立場や主張を明確にする
- 「なぜそう考えるのか」を説明する
- 必要に応じて具体例や社会的な事例を使う
- 主張と理由がつながっているか確認する
- 一つひとつの段落に役割を持たせる
- 文体や表記をできるだけ統一する
特に重要なのが、設問に答えているかどうかです。
どれだけ文章が上手でも、設問で求められていることから外れてしまうと、伝えたい内容が十分に伝わりません。まずは設問を読み、「何について」「どのようなことを」書く必要があるのかを整理しましょう。
小論文でよくある間違い|「思う」だけで終わらせない
小論文でよくあるのが、「私は○○だと思う」という主張だけを書いて、その理由の説明が十分ではないケースです。
改善前の例
私は環境問題への対策が大切だと思います。
改善例
環境問題への対策は重要である。なぜなら、環境の変化は私たちの生活や社会活動に影響を及ぼす可能性があるためである。
「思う」という言葉自体が小論文で使えないわけではありません。問題なのは、「そう思う理由」が書かれていないことです。
自分の意見を書いたら、続けて「なぜなら~」と理由を考えてみると、文章を展開しやすくなります。
なぜ小論文が課されるのか
小論文は、単に文章をきれいに書けるかどうかだけを見るためのものではありません。
入試や試験などでは、設問の内容を理解したうえで、自分の考えを整理し、それを文章で伝えることが求められます。
- 大学入試・推薦入試など:テーマについて考え、自分の考えを文章で伝える
- 看護・医療系の試験:医療や社会に関するテーマについて考える
- 公務員試験:社会課題などについて自分の考えを整理する
- 就職・採用関連:与えられたテーマについて考えを文章化する
ただし、実際にどのような点が重視されるかは、試験の種類や学校・試験機関によって異なります。志望先の出題形式や評価基準が公表されている場合は、事前に確認しておきましょう。
小論文を自分で書くのが難しいときは?
小論文では、「自分の考えはあるけれど、文章にするとまとまらない」という悩みもあります。
たとえば、次のような状態です。
- 設問には答えているつもりだが、自信がない
- 主張と理由がうまくつながらない
- 文章が感想文のようになってしまう
- 同じ内容を繰り返してしまう
- 指定字数に収められない
- 自分で読み返しても、どこを直せばよいか分からない
このような場合は、文章を書き直す前に、第三者に読んでもらう方法もあります。
自分では気づきにくい「主張の分かりにくさ」「論理のつながり」「説明不足」などを確認してもらうことで、修正すべきポイントを見つけやすくなります。
小論文の添削を検討している方へ
「自分で何度も読み直したけれど、これで大丈夫なのか分からない」という場合は、提出前に第三者から文章をチェックしてもらうのも一つの方法です。
小論文の内容や構成、表現などを確認してほしい方は、ココナラの文章添削サービスをご利用いただけます。
次に学ぶべきこと|小論文の構成を理解する
小論文とは何か、作文や感想文と何が違うのかを理解したら、次は「どのような順番で書くか」を考えてみましょう。
小論文では、最初に問題提起や自分の立場を示し、理由や具体例などを展開したうえで、最後に主張をまとめるといった構成が基本になります。
ただし、すべての小論文が同じ型になるわけではありません。設問の種類や字数に応じて、構成を考えることが大切です。
よくある質問
小論文は感想文と何が違いますか?
感想文では、読んだことや体験したことについて「どう感じたか」を中心に書きます。一方、小論文では、設問やテーマに対する自分の意見を示し、その理由や根拠を説明することが中心になります。
小論文で「思う」は使ってはいけませんか?
「思う」という言葉を使っただけで小論文として不適切になるわけではありません。ただし、「私は○○と思う」と書くだけで理由を説明しないと、主張が十分に伝わらない場合があります。大切なのは、意見とその理由を明確にすることです。
小論文は「だ・である調」で書くべきですか?
試験の指示がある場合は、それに従う必要があります。特に指定がない場合でも、文章全体で「です・ます調」か「だ・である調」かをそろえるなど、文体の統一を意識すると読みやすくなります。
小論文の書き方に自信がありません。添削を受けたほうがよいですか?
自分では問題点を見つけにくい場合は、第三者に読んでもらう方法があります。特に、設問への答え方、主張と理由のつながり、文章の分かりやすさなどを確認したい場合は、提出前の添削を利用するのも一つの方法です。
文章の書き方をさらに学びたい方は、文章の書き方一覧も参考にしてください。