文章の書き方:第13回 一文(一つの文)を短くする(25~50文字ほどがよい)

文章の書き方を指南する本などでは、

「一文(一つの文)を短くする」

というアドバイスがよくなされています。

文(ぶん)」は、Weblio辞書によると次のような意味があります。

> 言語単位の一。思考や感情を言葉で表現する際の、完結した内容を表す最小の単位。多くは複数の文節によって構成されるが、「待て」「さようなら」のような一語文もある。文字で表す場合には、通常、文の切れ目に句点「。」を打つ。センテンス。文章。

つまり、文章を書き始めて、句点が現れるまでの文が最初の一つの文で、それ以後、句点と次の句点に挟まれる文が、それぞれ一つの文としてカウントされます。

以下の文を例に取ると、

>あなたの書いた文章を添削させていただきます。
 わかりやすく、伝わりやすい文章になるよう修正させていただきます。

上記の上の文、下の文がそれぞれ一つの文で、この文章は合わせて二文でできています。

「~だが、」「~けれども、」「~けど、」などを用いて、つい長い文を書いてしまう、という人もけっこういるかもしれません。

はじめは難しいかもしれませんが、意識すれば、それぞれの一つの文が短い文章を書けるようになります。

この工夫をするだけで、随分と読みやすい文章になります。

ちなみに、一つの文の文字数の長さは25~50文字ほどがよいとされています。

絶対に25字を下回ったり、50字を上回ったりしてはならないわけでなく、要は、短す過ぎず、長過ぎないことが大切です。

25字以下どころか、20字以下の文を見かけることもあります。

短い文字数の文を続けて書くのはあまりよくありませんが、比較的長い文の合間に、短い文を入れると文章にアクセントが効くのでよいです。

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