文章の書き方

文章の書き方:第72回 過剰な表現(誇張)はしない「あまりにも強い」「絶対に」「完全に」等

● 過剰な表現(誇張)はしない→ 例えば、「あまりにも強い」「絶対に」「完全に」といった表現は、誇張だと捉えられ、小論文ではふさわしくないので使用しない。客観的事実に基づいて論じる。冷静に物事を見つめ論じる必要がある。 bunsyoka.jp

文章の書き方:第71回 「起・承・転・結」よりも「序論・本論・結論」に分ける

→ 小論文では基本的に「序論・本論・結論」というように三つの段落に分ける。 「起・承・転・結」の四つの段落よりも、三つの段落に分けて書いたほうが書きやすい。 序論・本論・結論の中で、本論の部分に割く文を多くし、序論と結論は同じぐらいの割合にす…

文章の書き方:第70回 一つの文の最適な文字数は? 25~50字ほどに収めるとよい

例外はありますが、一つの文の文字数は25~50字ほどに収めるとよいとされています。 もちろん、25字未満であったり、50字を超える文があっても誤りではありません。 あくまで、原則であり目安です。 短い文を挟むことはありますが、基本的に文は長すぎないほ…

文章の書き方:第69回 インパクトのある書き出しにする

● インパクトのある書き出しにする→ 最後まで続けて読んでもらうために、冒頭、最初の段落をインパクトがあり、興味をそそるものにする。bunsyoka.jp

文章の書き方:第68回 原稿の冒頭と改行後は1マス空ける

● 原稿の冒頭と改行後は1マス空ける→ 原稿の冒頭と改行後は1マス空ける(字下げ)。bunsyoka.jp

文章の書き方:第67回 一つの文を書き終えるごとに読み返し誤字脱字等をチェック

● 一つの文を書き終えるごとに読み返し誤字脱字等をチェック→ 実際の試験では、手書きの場合がほとんどで、時間的にすべてを書き終えた後に書き直しをする余裕がない(消しゴムを使ってすべて書き直しをすると時間がかかる)。そのため、一つの文を書き終え…

文章の書き方:第66回 【超重要】誤字脱字に注意する

● 誤字脱字に注意する→ 文章を書くことに慣れている作家でも、編集者といったプロであってもしがちなことだが、誤字脱字に気をつける。見直し、推敲をする。 bunsyoka.jp

文章の書き方:第65回 小論文では「~(と)思う」でなく「~(と)考える」を用いる

● 小論文では「~(と)考える」を用いる → 小論文では、「思う」ではなく「考える」という表現を用いる。 bunsyoka.jp

文章の書き方:第64回「小論文は感想文ではない(具体的に書く)」

● 小論文は感想文ではない(具体的に書く)→ 問題に対して自分の意見を述べたり、具体的な対策を示したりする必要がある。 「~と思う」と感想を記すだけでは評価されない。自分の意見の妥当性を理路整然と述べる。 bunsyoka.jp

文章の書き方:第63回「客観的に書く」

●客観的に書く→ 客観的事実に基づき判断する。一方的に決めつける書き方はしない。 bunsyoka.jp

文章の書き方:第62回「設問で問われていることに正面からズバリ答える。課題文の要約はしない」 ※特に小論文や作文

※特に小論文や作文● 設問で問われていることに正面からズバリ答える。課題文の要約はしない→ 設問で要求されていることに解答できていない受験生も多い。「~ついて述べなさい」と設問にあれば、「~について」正面から述べる。 設問の趣旨をしっかりと理解…

文章の書き方:第61回「平易な言葉を使う。簡潔に書く。受験生の等身大の姿のまま謙虚な姿勢で書く(上から目線にならない)」

※特に小論文や作文● 平易な言葉を使う。簡潔に書く。受験生の等身大の姿のまま謙虚な姿勢で書く(上から目線にならない) → 難しい言葉や言い回しを用いず、わかりやすく簡潔に述べることを心がける(目安は小学生高学年~中学生が読んでもわかる文章)。 こ…

文章の書き方:第60回「きれいごとを言わない(理想論だけで済まさない)」※特に小論文や作文

※特に小論文や作文 ● きれいごとを言わない(理想論だけで済まさない) → 理想を語るとしても、事実と現実を無視した論は評価されない。 現実に実現可能な政策・対策であるかを検討したうえで述べる。 実現が可能であることを論理的に説明できなければ評価に…

文章の書き方:第59回「書く順番を考えることが重要」

● 書く順番を考える → 書く順番により読みやすさも異なってくるので、単語や文の書く順番を検討することも重要。 bunsyoka.jp

文章の書き方:第58回 ネガティブ注意「~しまう」「~しまって(しまった)」書き癖に注意

● 「~しまう」「~しまって(しまった)」→「~しまう」「~しまって(しまった)」が多用される文を目にすることも多いですが、これらは無くても通じる場合がほとんどなので、文脈を見て本当に必要かどうかを判断しましょう。 「~しまう」「~しまって(…

文章の書き方:第57回 助詞に言葉を足すと様子が伝わりやすい

助詞だけでなく、別の言葉を足したほうが様子が伝わりやすくなる。 「あの壁にボールを投げる。」 あの壁にめがけてボールを投げる。 あの壁に向けてボールを投げる。 あの壁に対してボールを投げる。 bunsyoka.jp

文章の書き方:第56回 順序をつけて整理して書く「第一に(初めに)、~。第二に(次に)、~。第三に(最後に)、~。」

● 順序をつけて整理して書く → 例えば、志望動機の場合、 「貴校を志望するは三つある。 第一に(初めに)、~。 第二に(次に)、~。 第三に(最後に)、~。」 というように、するとわかりやすい。 bunsyoka.jp

文章の書き方:第55回 客観的になる-誤字脱字を減らす、読みやすく分かりやすく書く

「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたと違うんです」 と言い総理大臣を辞職した人がいますが、客観的に物事を判断できる人は評価されます。 100%客観的になることは人間には無理ですが、どのような人が客観性があると思われるのでしょう…

文章の書き方:第54回 文字数を節約する方法:「~であること」「~なの」「~こと」「~の」

小論文や作文などでは、「400字以内(程度)で書きなさい」というように、文字数制限がある場合も多いです。 簡潔に表現し、文字数を減らすコツもさまざまありますが、その一つをご紹介します。 「彼は彼女が天才であることを知っている」 「彼は彼女が天才…

文章の書き方:第53回 口語(話し言葉)と文語(書き言葉)を使い分ける

普段話してる言葉づかいのまま文章を書く人もあまりいないと思いますが、活字にするとなると、妙にかしこまってぎこちない文を書いてしまう人もいます。 ブログなどでは、話し言葉をふんだん織り交ぜて書いても良いと思いますが、たとえば履歴書などフォーマ…

文章の書き方:第52回「~という」と「~こと」を減らす

簡潔な文章を書く上で、注意すべきことがあります。 それは「~という」と「~こと」という言い回しを、なるべく使わないようにすることです。 作家の井上ひさしも、著作の中でこのように言っています。 「生きるということ」 のように、文脈によっては「~…

文章の書き方:第51回 自分のオリジナルな意見などない:先人のアイデアを引用する

bunsyoka.jp という記事を書きましたが、「自分の意見がない」のは実は普通のことなんです。 自分にしか考えつかない、自分のオリジナルな意見など、ほぼないと言ってよいです。 ノーベル賞を受賞する人のように新たな発見や開発をした人は別ですが(それに…

文章の書き方:第50回 伝わる文章とは読みやすい文章

マーケティングでもよく言われることですが、商品の機能やデザインがすぐれていたとしても、消費者に知られなくては売れません。 いかに広めるか、いかに伝えていくかが大切なのです。 文章についても、どのような文体、表現方法を用いるかで、読み手の印象…

文章の書き方:第49回 句読点は多すぎず、少なすぎず。句読点を適切に打つ。句読点が適切な文章は読みやすい。

想いがこもると、ついつい長々と話したくなります。 文章も同じで、伝えたいことがあると、ついつい句読点も打たずに、書き連ねてしまう傾向があるのではないでしょうか。 けれど、一般的に、読み手は簡潔明瞭な文章を好みます。 短い言葉で済むなら、それに…

文章の書き方:第48回 徳川家康は「一夜にしてスターになったのではない」文章はテクニックだけではない

「一躍スターになる」とは言いますが、一夜にしてスターにはなれません。 たくさんの人気を獲得するには時間がかかります。 小手先のテクニックで一時的な人気を集めても、長続きはしないと思います。 今(*この記事を書いた当時)、山本七平氏の「徳川家康…

文章の書き方:第47回「~することができる」か「~できる」か、どちらを使うべきか

「~することができる」という表現は回りくどいので、「~できる」というように書くようにしましょう、とあるライターが、自身の書籍のなかで述べていました。 確かに、どちらでも意味は通じます。しかしそれもケース・バイ・ケースです。 たとえば、「文章…

文章の書き方:第46回 くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)

昭和21年3月、文部省教科書局調査課国語調査室が作成「くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)」 bunsyoka.jp

文章の書き方:第45回「~(し)なくてはいけない」→「~(し)なければならない」must

文章を書いていて、文末が、「~と思う」「~と思います」となることが多いですよね。 英語で、「思う」「考える」は、"think"で同じですが、ほとんどの場合、それぞれ「思う」か「考える」で置き換えられます。 厳密に区別しようとすると、ぱっと思い浮かぶ…

文章の書き方:第44回「思う」「考える」「感じる」を使い分ける

文章を書いていて、文末が、「~と思う」「~と思います」となることが多いですよね。 英語で、「思う」「考える」は、"think"で同じですが、ほとんどの場合、それぞれ「思う」か「考える」で置き換えられます。 厳密に区別しようとすると、ぱっと思い浮かぶ…

文章の書き方:第43回 と思います→かと思います→ではないかと思います

「~と思う」「~と思います」 という表現はよく使いますが、 「~と思います」 というと、やや冷淡に聞こえる場合もあります。 それを和らげる方法があります。 それは、「か」を付け足すことです。 「~かと思います」 とすると、少しマイルドになると思い…